秋深まり。。。

昨日行ったイタリアンレストランは、気楽で暖かい感じの楽しいところだった。バイオリンやバラライカやギターなどを一人で演奏しながら、カンツォーネを歌ったりする、面白いミュージッシャンがいた。彼が、テーブルをまわりながら、お客さんのリクエストに応えて演奏していたので、ふと、以前ウィーンで行ったレストランのことを思い出して、なつかしかった。私は、プッチーニのアリエッタ「私のお父さん」をバイオリンで、とリクエストした。


さて、今日は、WMCが主催する若い音楽家たちの為のベネフィットコンサートで、3世紀にわたるハープを集めた珍しいコンサートがあった。バイオリンと同様、楽器の芸術品としてもハープは、本当に美しい楽器だと思う。会場がこんなにいっぱいになって、大成功だったと思う。
私の近くに座っていた人は、この大勢の観客たちを見るにつけ、わあ、こんなに集って、なんと素晴らしいこと、すべてのお金が、音楽コンクールの賞金や奨学金になるなんて、本当に素晴らしい、と、しきりに繰り返していた。
私も、音楽を愛し、真剣に勉強している若い人たちを育てて支えようとする積極的な善の心は、本当に素晴らしいと思うし、私も少しでもその一端として関わりがもてて、うれしかった。
才能ある若い音楽家たちをみんなで支えようとする心。実は、単なる音楽の社交クラブではないWMC(Wednesday Music Club)の原点とも言える価値観なのである。