週末ずっと出かけていて、

仕事がたまってしまったので、今朝は、仕事仕事。いつも、次の予定を考えて動いてないと、バタバタ焦ることになってしまうから。

ところで、前から行きたいと思っていた店に先週末ようやく行けた。外からはそれ程特別でもないし、店の名前にオーストリアの作曲家名が入っていて、なんだか日本の喫茶店みたいだし、(確か、名古屋にも同じ名の喫茶店があったと記憶)。でも、実はイタリア料理の店なので、そんな名前を入れるのはあまり本物っぽくないと軽く見ていたのだが、考えてみれば、オーストリアもイタリアも、歴史的に同じ国だったことがあるわけで、そういう意味で、問題ではないかも。

ところが、料理の内容は、イタリアというよりもむしろフレンチ、本当に手の込んだ料理で、日本の懐石料理を彷彿とさせた。前にも感じたことだけど、そういうタイプの店って、ちょっと日本の懐石のヒントを取り入れているのではと思うことがよくある。例えば、見た目の上品さと、デリケートな味付けだけでなく、食器など。西洋の伝統では四角い皿はほとんど使われないけど、長方形や正方形の皿を大小いろいろ使ってあった。そしてこういう店では、シェフの名前が前面に出ていて、シェフの自慢の口取りが初めに出てくるのである。

日本にいた時には、こういうタイプの店は、結構あったし、それほど驚く事もなかったけれど、こちらの日常ではあまり出会わないので、やっぱりうれしい。日本の生活がいかに贅沢で、こちらでは日常いかに地味に質素に生活しているかと改めて思う。

さて、その店のおよそ二件隣に気に入りのフランス料理店が前にあったのだが、今回、久しぶりに通りかかってその建物がリースになっていてショックだった。あんないい店だったのに、やっていけなかったのか、多分この店との競争に敗れたということなのか、と思ったら、なんだかさびしかった。本当に素敵な店で、実は大のお気に入りだったのに、もう他の人たちに教えてあげることすらできなくなった。美味しくて、いい店だったから、他に移転しているのであればいいのだけれど。 


ところで、久しぶりに、教会の人から電話あり、感謝祭の特別礼拝にピアノ弾いてくれとのこと。もちろん、喜んで、と引き受けた。二ヶ月ぶりに、またあの教会で弾けるとは、予想しなかったけど、やっぱりうれしい。