朝から晩まで、

仕事一色の一日だった。
今、ようやく推薦状が終わって今日の仕事はこれでお終い。

教えるのは楽しいけど、時折来る推薦状書きは、結構、面倒だと感じる。特に、近年、オンラインで送れるのはいいのだけれど、ただ送るだけならば、どうせパソコンで書いているので、何てことないし、確かに、かえって楽になったと言えるのだが、今日の推薦状送付はただ送るだけでなく、まるで、自分の大学入試か就職活動の申し込みのようだった。

一ページずつ、質問に答えながら、いちいちセーブして、次のページに進み、最後にsubmit(送付)をクリックするのだけど、必要事項が一つでも抜けていると次のページに進めないし、学生の取った科目の詳しい情報も書き入れなければならない。これをオンラインでやるのに、推薦状を書く時間を除いても、一時間以上もかかってしまった。それに、私がこれを終わって送れば、私が推薦状を送ったという知らせのメールが学生の方に届く仕組みになっており、なんだか、こちらもコントロールされている気分で、あまり愉快ではなかった。

この学生は、日本の語学研修の奨学金のプログラムのためなのだが、今の時期は、推薦状書きが多い時期で、この頃は、本当にこういうオンラインシステムばかりである。学生たちのために、もちろん、喜んで手伝ってあげたい気持ちでいっぱいなのだけれど、確かに、慣れれば速くなるけれど、スクリーンで読んで、書いて、セーブして、クリックして、云々は、慌てると間違えてしまうし、正直なところ、ちょっと面倒かな。推薦状をタイプして書いて、封筒に入れて、封をしてサインをしてた時の方が、あまり面倒に感じなかったのが不思議なほど。やっぱり、私はアナログ人間ってことなのかも。