年末年始

忙しく過ぎ去ってあっという間に2010年を迎えた。
今年は初めて、大みそかのイベントFirst Nightのあるダウンタウンの地中海・レバノン料理の店でピアノを弾いて新年を迎えた。

仕事兼食事兼娯楽で、楽しかったが、長時間にわたったのでくたびれてしまって、歌を歌ったわけではないのに、帰ってきたとき、声が出にくくなっていた。ピアノは、ずっと弾いていたわけではなく、6時から少し弾いて、その後、ベリーダンサーの踊りがあり、その後、また弾いて、ベリーダンス、そして、また弾く、というような感じで、その間に、休憩と食事があり、ワインやシャンペンなども飲みながらという設定。

そのレストランの食事は美味しいし、そこのバクラバは、本当にフレイバフルで、最高だった。普段、私はバクラバが特に好物ではなかったのだが、このバクラバは、あまりにも美味しくて特別だったので、ウェイターに聞いたら、やっぱり自信満々でこのレシピは秘密なんだそうだ。

演奏の方は楽しかったけど、レストランは満席、初めのうち、人のしゃべり声がかなりうるさかったことと、途中から私も休憩でワインを飲みだしたこともあるのか、何となく自分としては集中できなかった感じがしている。でも、ハンガリア舞曲ではお客さんたちが踊りだしたりもしてくれたし、聴いてくれている人たちが楽しんでくれたようなので、それでいいのかもしれない。

最後に、店がシャンペンを皆に配ってくれて、私は「ほたるの光」を弾いて、皆で乾杯。ダウンタウンは賑わっていた。日頃、私は家で静かに新年を迎えることに慣れていたけれど、こういう新年の迎え方も楽しくてよかった。


朝はかなり遅くまで寝ていたけれど、午後は、友人に誘われて映画を見に出かけた。
The Young Victoriaという映画。ヴィクトリア女王の即位の頃とアルバートとの出会いから結婚、愛について描かれたとてもきれいな映画だった。事実に基づいていて、私は歴史で習ったぐらいの知識しかなかったけれど、いろいろ勉強になったし、ほのぼのとした気持ちのよいものを感じることができた。
ヴィクトリア女王は即位した時、わずか18歳だったのだが、そんな若さでよく頑張ったと思うし、アルバートの支えがあって、彼女は女王としても成長したと思う。確立したヴィクトリア朝は64年間も続いたのだ。高校の頃、歴史という科目が好きじゃなかったけれど、今は、歴史が不思議なくらい楽しいと感じるようになった。