新学期

今週末、うちのピアノの生徒がピアノコンチェルト・コンクールに出る。今朝は、この生徒とコンクール前の最後のレッスンをした。かなり頑張っているので、音色も変わり、16音符もきれいに澄んだクリアな音で弾けるようになり、この頃の上達はめざましい。
実は、彼が出たいと言ったとき、かなり大変だから、余程練習しないと駄目だよと厳しいことばかり言っていたのだが、この子は根性あって、テンポを108が理想的なんだけど、できなかったら104でも良いよと言えば、いえ、絶対108でやります!という調子。
無理難題ではないけど、かなり厳しく言っても、へこたれない。この頃の若者には珍しいキャラクターだと思う。その甲斐あって、すごい上達振りに、私は嬉しかった。ただ、コンクールとなると、緊張で何が起こるか分からないから別問題がある。自分なりに、普段の調子が出れば良しなのだが。

この生徒、今日のレッスンの終わりに、
先生、今日は僕の先生(私)とのピアノのレッスンの6周年記念日です。6年前は火曜日じゃなくて月曜日でしたが。
と言った。わあ、よく覚えているなあ。その時、彼は小学校3年生だった。お父さんがどこまで続くか分からないから、ピアノを買うかどうか迷っていたけれど、初めてのレッスンをした後で、即、キーボードじゃなくピアノを買いましたと言ってたっけ。


さて、今日は大学では、とうとう春学期が始まった。シラバスその他、準備がまだ完全でなかったので、昨日と今日とで頑張って何とか間に合った。久しぶりに、皆の顔を見て元気が出た。春学期は、いろいろ行事があり大変だけれど、楽しさもあるから、気持ちを新たに頑張ろうと思う。


ところで、毎月スウェーデン式マッサージをしてもらっているマッサージ師に大学の中でばったり会ってしまった。なんでここで?と思ったら、彼は看護学を勉強するのだそうだ。マッサージという密室的なところで会っている人に、こんなキャンパスでこういう形で会いたくないのにと、ちょっと嫌だった。まあ、彼はマッサージのプロなんだから、あまり気にすることもないのだけど。