時差ぼけのせいで、

朝5時に目が覚めた。普段私にはありえない時刻。まだ暗いし。でも、時差ぼけなんだからと起きて仕事をする。この時期はCMTAのメンバーシップの役にとって一番のピークの時。メールをやり取りしたり、郵便を送ったり、今月がイヤーブックの締め切りだから仕事が多いのに、日本に3週間もいたから大変。帰った日から毎日、何十通も手紙送ったりしている。眠くなると仕事捗らないから、出来る時にやらなくちゃというわけ。


部屋はエアコンのお陰で快適なものの、外は暑い。それなのに、車のエアコンが壊れてしまったようで、修理工にみてもらったら、なんと400ドルもかかるとのこと。ああ、なんで夏に壊れるの〜。


身体中が凝っていたので、今月のマッサージに行って来た。普段お願いしているお気に入りの人は今日は休みだけど、強ければ誰でもいいとお願いしたら、うちの息子の年齢かという若さの草食男子系のマッサージ師。一生懸命丁寧にしてくれたし、手が暖かくて気持ちよかったけれど、なんか緊張してしまった。
普段の私のお気に入りも男性だけど、年齢は30代後半というベテランだから、こちらも緊張などしないけど、今日の人は、この若さで優し系の真面目さは素晴らしいことだけど、やっぱり慣れていないかもしれないと感じてしまい、緊張してしまったのだ。せっかくマッサージを受けるのに、いらぬ緊張などしてはいけないと自分に言い聞かせてリラックスに心がけた。これがまたレストランのウェイターのように、途中で、いかがですかと聞いて来るんだからもう、参った。終われば、確かに気持ちよく、身体の凝りもほぐれたのだけれど。


ところで、再び、竹田の子守唄のことを考えていた。問題の歌となって一時は封印された歌が再び歌われるようになり、海外ではスタンディングオーベイションの感動を与える歌。歌の歌詞も背景も知らない人たちにも心を打つ歌の旋律。本当にシンプルな旋律が感動を与える。いや、おそらく、心から自然に湧き出たごくごく自然な旋律だからこそ、感動を与えるのかもしれない。旋律自体も勿論美しいけど、例の合唱団の編曲は更に素晴らしいものになっていたから、どうしても楽譜がほしかった。私のこの純粋な気持ちが分かってもらえて、すべてスムーズにいって、本当に感謝でいっぱいだ。
ふと、先生の立場からも考えてみた。私がその立場なら、先生としても嬉しいはず。それだから、私と話したらすぐに、休憩中の合唱団の子供たちに私を紹介しながら、「みんな〜僕たちのCDがアメリカに行きました。アメリカで僕たちの竹田の子守唄を歌ってくれますよ〜。アンコールですよ。歌ってください。」と言って、CDと全く同じソロとオブリガードの女の子たちを紹介してくれて、全員が私だけのために歌ってくれたのだった。
感動で胸がつまった。
なんとかこの楽譜を無駄にしないように、素晴らしい生きた音楽の演奏にできたらと思う。現実は、オブリガードの高音Aを誰がきれいに歌えるかからはじめなくちゃいけないのだけど。私も以前はこの高さは大丈夫だったけど、この頃思うようにうまく出ないから。少しでもかすれたら台無しだと思うし。