ちょうど、

昨日、探し物の件、書いたところ、今日はまたとんでもないことになってしまった。家のスペアの鍵を入れた財布を置いたまま、家を出て、玄関のドアを閉めてしまったのだ。
閉めた途端、あっ鍵、って思ったが、もう後のまつり。お金も免許証も一台の車の鍵もなく、あるのは、エアコンが故障した車の鍵だけ。ロックドクターという鍵開け屋さんの電話番号を探し出し、電話をかけてメッセージを残すが、ちっともかかってこない。
確か、その事務所があったことを思い出し、そこまで行ってみたのだが、なんと、もぬけの殻、いっつか引越しして事務所などない。他の鍵開け屋にかけてみるが、全然出なくてメッセージすら残せない。
こういう場合、どうしたらいいかと困っていたところ、ようやくロックドクターから電話がかかってきた。ああ、よかった。まだ彼は健在だった。以前から何回もこの人に頼んでいたので、恥ずかしながら、顔見知りになっていた。
あっという間に開けてくれたが、鍵ってこんなに簡単に開けられるんだから、とにかく狙われたらお終いだ。

今年の1月に日本に数年の予定で住み始めた日本語の元教え子が今たまたまアメリカに帰っていて、うちまで訪ねてくれた。久しぶり、元気そうでうれしかったが、もっと日本語を話せるはずなのに、すべて英語でしゃべるので、どうしてって聞いたら、アメリカに二週間戻ったら、日本語がもう出てこないって。そんな早く忘れちゃいけないよと言ったけど。それと、私が英語をしゃべれるから、日本語を話すのが気恥ずかしいのだそうだ。
でも、日本では、毎日、子供の友だちのお母さんたちと友達になって話しているそうで、かなり上達したらしいんだけど。
言葉って使ってないとすぐに錆付くから、分かる気もした。私自身、この頃、日本語の単語がすぐ出てこなくて、ジレンマを感じることがあるし。