今日の

一年生のクラスも順調だった。このところ、クラスがかなりうまく行っていて嬉しい。それが学生たちに通じるのか、手ごたえが確かにあると感じる。今日も一年生のクラスが終わったとき、ある学生が、The best class ever!と言ってくれた。日本語は大変で本当に難しいんだけど、他のクラスとは全然違って、難しくてもクラスで手ごたえを感じるから、本当に楽しい、と言う。「楽で楽しい」じゃなく、「本当に難しいけど、すごいよ」は、嬉しい。

さて、クラスの後、例年の室内楽フェスティバルのコンサートに行って来た。今夜は、現代曲ばかりのプログラムで、本当に面白かった。最後の曲はバルトークだったが、終わった時、Amazing!と思わず独り言が出た。フィンランド人のバイオリニストの即興と演奏は目を見張った。このバイオリニストの演奏は前にも聴いたことがあったが、一回聴いたら絶対忘れない魅力を持った演奏するバイオリニストだと思う。私はもともとバルトークの曲が好きなんだけど、今夜の曲はRと一緒に演奏した「ルーマニア舞曲」に似た響きがあり、とても懐かしく感じた。でも、このレベルの高さはすごい。ピアノも難しくてとても弾けそうにない。それなのに、呼吸がばっちり合っていて本当にお見事という感じだった。聴き終わってすごくすっきりした気持ちで帰ってきた。