再び音楽会へ

室内楽フェスティバルの今日の音楽会も、素晴らしかった。今日の出し物はベートーヴェンショスタコシベリウス。どれも良かったけど、私は意外と、ショスタコシベリウスが何気に好きだった。
毎回、本当に面白いプログラムと彼らの音楽性の高さ、そして、そのレベルの演奏会を一ヶ月の間に5回もそれぞれ違うプログラムでできるなんてすごい。
中心の演奏家たちはこの町出身の、それこそ、私たちWednesday Music Clubから奨学金をもらって音楽家になって育っていった人たち。彼らが感謝の意味も込めて、この時期、この町でこのフェスティバルを立ち上げた。素晴らしいと思う。Wednesdya Music Clubは、もともとはちょっとお高くとまっている人たちの集まりだったし、今でも、時々、態度が気になる人たちもいるけれど、啓蒙しているところはやっぱりいいと思う。才能ある若い人たちを何とか支えて、育てていこうという意識の高さ。そして、そうやって育った演奏家たちがこうやって時々戻って来て、ある意味、恩返しという感じで演奏会をするという考えが素敵だと思う。