昨日から、

外国語教育の学会で、リッチモンドに行って来た。今回の日本語教育のセッションは盛況で活発な話し合いがあり、ネットワーク作りができてよかった。特に今年のテーマであるArticulationとAdvocacyに関して結構真剣な討論があり、縦横のつながりやネットワークの大切さ、内外への積極性の必要性、成功例、などなど、日頃の日本語教育の現場とは違う、プラスアルファーの部分の必要性を実感し、私自身の場合を考えても、もっと外に向けてのアピールが必要なのかなと感じるものがあった。
例えば、大学内でのイベントをやる場合、広報の人がメディアに連絡してくれても、来ないことが多いけど、それはまだまだ受身の状態であり、そういうイベントを、自分で写真を撮って、記事とともに自分でメディアに送るという積極性が求められると言われれば、なるほど、せっかくいい機会があっても、どんな大切なことを今行なっているかを知らせなければ、意味がないというのである。
あるカウンティで、昨年、日本語教育が危機に瀕したのに、そのような様々な積極的取り組みで、危機を脱したという成功例を聞き、K12の日本語教育の推進を目指す意気込みの現場のひたむきさに感動した。
それを思うと、私自身の、ほとんど教えることに集中している、いたってのんびりした取り組み方は少し甘いのかなと反省。特にフェアファックス・カウンティの中国語との競争の話を聞くと、確かに、私も私なりに頑張りたいと実感がわいてくるのだが、さて、実際問題、これ以上、自分を忙しい立場においてしまうのもなと、ちょっと戸惑いも感じるのも本音なんだが。でも、今年の学会は有意義だったと思う。