このところ、

本当に天気もよく、すがすがしい秋。外でのんびりしたりするのも本当に楽しい季節である。

ところで、昨晩行ったレストランは、本当にユニークで、いろいろ驚くことが多く、それでも、料理は素晴らしく、本当に楽しめた。フレンチとイタリアンということだけど、とにかくメニュはあっても見て検討することなく、すべて言葉で何が食べたい?から始まって料理してくれて、デザートも、適当に出されるものをいただくのだ。注文の時に値段すら言わない。
17年間も続いていると自慢げなオウナーのユニークさと人柄、またクリエイティブでユニークなシェフの人柄。こんな経験は初めてだった。シェフもオウナーもそれぞれのテーブルに座りに来てはおしゃべりを始めるのだ。
とにかく、ひょっとして日本にはあるのかもしれないけど、アメリカでは絶対考えられないという感じがしたのだが、そこに来ている人たちは年配の人や常連客が多いよう。例えば、隣のテーブルは元政治家の夫婦が客をもてなしていたが、常連客だった。私は初めてだったので、何度となく、オウナーにNice meeting you! とSweet lady!を連発され、手厚いサービスを受けた。

さて、今日は元教えた学生が、今日は大学が休みだということで、うちでお茶をご馳走してくれた。玉緑茶を丁寧に入れてくれて、その後、中国の工夫茶(功夫茶)の入れ方で、烏龍茶を入れてくれた。お茶をこんなに贅沢に楽しむことができるのは本当に素晴らしい。工夫茶は日本の茶道とはずい分違っておおらかな感じで、姿勢も飲み方もずい分違うことが面白かった。その烏龍茶の味は最高だった。それに、その烏龍茶の葉は大きくて丸くなっているので、同じ葉で十数回も楽に美味しいお茶が飲めるのだ。

この頃、私も毎日、鉄の急須で日本茶を楽しんでいるけれど、こんな若い学生が一人で、お茶をそんなに楽しんでいるのを知って、ちょっと感動があった。なんと彼は毎日4リットルもお茶を飲むんだとか。
私の若い時には、お茶をこだわって作って飲むという、そんな楽しみがよく分かっていなかったような気がする。茶道を習っていても、その心がよく分かってなかったと思うし、とにかくあまりいい生徒ではなくて、まず畳での歩き方から注意されていたような状態だったから。