引き続き、

多忙なスケジュール。
まずは、昨日は、以前二回ほど行ったことがある日本の懐石料理を食べさせてくれる日本料理店での食事に誘われて片道二時間のところまで出かけた。
いろんな意味で本当に面白かったが、前二回の時と料理が変わったし、いろいろと厳しくなってちょっと驚くこと数多。もちろん、服装も正装じゃなくちゃいけないと予約の段階でチェック。携帯電話も駄目。つまり、店に入る靴脱ぎ場で携帯電話を止めてくださいと言われ、中に入って携帯の止める時の音声をシェフが聞きでもしたなら料理をして上げません、と来た。
その段階でもう信じられない状態。そこで緊張が始まったのだが、それなのに、以前に比べ、お客さんがたくさん入っていて満席。以前は必ず日本人がいたものだったが、今は全く日本人がいないのにも驚いた。
食事は以前は完璧、純日本的だったけど、今回はかなり創作的になっていて、そういう意味ではアメリカ人の客層に合わせたのだなということがよく分かった。料理は、それはそれは素晴らしいものではあった。特に素材は新鮮でどれも丁寧に料理してあり、出し汁も素晴らしく、マツタケオレゴン産)まで出てきた。
以前は、携帯電話のことなど、何も言われなかったのに、やっぱり、アメリカ人が多くなると、いちいちそういうことを厳しく言わなくちゃいけないということなのかな。その状況下でもこんなに多くのお客さんが来るというのはなんだかすごいのかもと思う一方で、どこまで続くのかなという思いもちらっとよぎったのだが。



さて、今日は1時から5時まで、メサイアの初リハーサル。ずっと弾きっぱなしで、終わったら頭がふらふらしてしまった。実はオケの練習は二時間、その後、コーラスの練習二時間だったのだが、チェンバロはどちらも弾きっぱなしで、まったく休みなしなのだ。演奏聴いていたときには分からなかったチェンバロの苦労も分かった。そういう意味ではコーラスで歌を歌っている方がずっと気楽だということも。
でも、大変だけど、弾くのは楽しかった。まだ覚えてしまうほど、練習してないので、必死で楽譜と指揮を見てる状態だから、くたびれてしまったのだと思う。来週の練習はそんなことのないように、今週しっかり練習しておかなくちゃ。



夜はハロウィンで子供たちがお菓子をもらいに、次々とやってきた。練習の帰りに買ってきたお菓子の3袋があっという間に無くなってしまったので、早々と暗くして身を潜めることに。