「メサイヤ」のコンサートから一夜明けて

やっぱり、これは大きなコンサートだったとつくづく実感。今朝から身体、特に両腕が重くて硬くてまるで筋肉疲労の状態だった。これはピアニストとしてはよくない状態。つまり、要らぬ力が入り過ぎていたという事なんだと思う。チェンバロは全曲弾きづめで、それが一時間半も続くけど、本来はそれくらいのことで腕が疲れてはいけないと思うから、これは緊張で力が入りすぎていたんだと思う。そういう意味でがっかりした。普段なら、どんなに弾いても絶対腕が疲れることなんかないのに。
また、今朝は他の件の余興で、ピアノを一時間ぐらい弾いた。これは気楽にやったので、疲れはなし。弾いているうちに腕の疲れも快復したぐらい。
我ながら、「メサイヤ」にかけていた意気込みを実感した。やはり、名曲だし、感動的だったし、大曲だし、懐かしいし。滅多にないこんな機会、きっと私にとっては一生に一度なのかも。昨日終わったばかりの時には、自分として100%の出来じゃない気がして少し気が沈んでいたけど、一夜明けたら、じわじわとその演奏の感動がこみ上げてきて、とても暖かく幸せな気持ちになった。本当にいい経験をさせてもらったと感謝。


さて、今夜は今学期最後のクラスで、二年生は発表会。昨晩は帰宅後、夜更かししてまで、学生たちのファイルの最終チェックをしてそれぞれの学生にメールを送り、そのファイルの冊子をクラス直前までかかって作り、ギリギリセーフで、なんとか間に合った。
学生の発表自体は皆本当によく頑張ってくれて、私も本当にうれしかった。この春卒業してUVAに転入した学生なども来てくれて、手伝ってくれた。発表会後、ピザとクッキーでパーティーをした。いろいろ気になることもあったクラスだったけど、今日のみんなの出来を見て、なんか嬉しくて、ほっとするものがあった。あとは期末試験を残すのみ。