ようやく、

グラン・トリノという映画を見た。学生たちから薦められていたので、学期が始まるまでには見ようと思っていたのだ。感動的で、本当にいい映画だった。この映画には、いろいろなメッセージがあると思った。特に、アメリカの古くからある「力」を駆使する方法に批判している点や、帰還兵の心の内にある罪や傷、そこからくるアジア嫌い、そんな嫌いなアジア人との心の交流、異文化の壁を超えた人間同士の交流、自分自身の人生に対する決断と共に、この映画は現代のアメリカを真剣に見つめる姿勢も持っていると思った。