昨日の日曜日は、

他の教会で弾いた。今の教会の仕事を引き受ける直前に来た仕事で、断ることも出来たけど、そこの教会のピアノを弾きたさに引き受けてしまった。スタインウエイのグランドピアノがあるのだ。以前、二回ほどそこで弾いたことがあったが、その時は、まだなかった。その後、教会員がこれを寄付したのだそうだ。
タッチも最高で安定していてコンディションもよく、音もきれいだった。そこの教会の普段のピアニストが、音楽的にとても充実した気持ちで演奏できるわよ、と言ってくれた通り、本当に楽しかった。



ところで、この間、日本人の友人が貸してくれた日本の歌手のDVDを見た。この歌手のことは全然知らなかったけど、そのほとんどの曲はクラシックの名曲のカバー曲で、(おそらく彼女が編曲したのだろう)歌は上手かったけど、こういうのって、ちょっとずるじゃないって、感じてしまった。
息子に話してみたら、結局は原曲には勝てないモンだよ、とは言ってたが、確かに苦労はあるだろうけど、所詮、歌において、メロディーとコード進行が生命だと思うのだ。既成の名曲のそれを使えば、いい曲が出来る可能性は当然高いはず。歌は、コード進行とそこにのっかるメロディーのクリエイティビティとオリジナリティが勝負なのだから。
とても感じのいい歌手だし、一生懸命だし、歌は結構上手いし、一応楽しめたけど、そういう意味でちょっとがっかりした。