ここ数日

クリスマス・カンタータ「Lead me back to Bethlehem」の演奏は、本当に楽しかった。うちの教会のクワイヤはなかなか上手いと思う。この曲もよかった。
この仕事に関しては初めからいろいろ気になることもあって、不快になることもあったけど、毎回演奏後の会衆の喜びようやもてなしや感謝をいっぱいもらって、人々の真摯な気持ちを実感して本当にうれしいと思うようになった。今はこの教会の雰囲気がとても好きだし、大事にしてもらえるのも、あり難いと思った。
一般的に、どの教会の人たちも親切で、暖かい雰囲気があると思うけど、それがかえって冷たく表面的に感じてしまう私の癖は我ながら良くないなと思う。もっと素直に人の気持ちや表現を受け入れるのは大事なのだと思う。どんな宗教でも、人としては基本的に同じなのだから、いい意味でも悪い意味でも。

さて、この日の夜は、毎年恒例の「くるみ割り人形」のバレエ。このバレエはこちらではクリスマスがシーズン。毎年行くこの劇場の「くるみ割りは」は、ちょっと大衆的だけれど、クリスマスらしい雰囲気があって、十分楽しめる。


その後、小旅行ついでに、はじめてアトランティック・シティを訪ねた。実は、子供たちが小さい頃、そのとなりのオーシャン・シティに行ったとき、通ったことはあった。オーシャン・シティは、アルコールなしのドライタウンで家族向けのところだから、その時は家族連れだったので当然だったわけなんだけど。私はカシノには興味ないし、行こうとは思わなかった。でも今回、機会があったので、社会見学もいいかなと思った。でも、やっぱり私は例えば100ドルという金額があったとして、美味しい食事なら払うけど、ただの遊びで賭けて失うわずか5ドルのほうがよほどお金の無駄だと思ってしまうから、このカルチャーにはやっぱり合わないと思った。
面白半分で5ドルで一回スロットマシンをしてみたが、たちまちわずか16セントの儲け、、、いや、儲けではない、4ドル84セント失ったんだから。。。

でも、社会見学としては面白かった。町には質屋も多いし、ここまで関係した産業が集まっているのだ。煌びやかではあるけれど、予想よりも、あまりにぎやかではないものを感じた。不景気がさすがに影響しているんだろう。一時はすごく栄えていたんだなという雰囲気の場所がいくつか見えたから。