今年の冬は

やっぱり暖かい。ほとんど、雪をまだ見ていない。この町では、先週末、今年の冬初めて、積もる(一インチぐらい)雪があったようだが、私は、出かけていたので、それも知らぬまま。まだちゃんとした雪景色を見ていない冬は初めて。でも、まだ3月に大雪の時もあったから、まだまだ結論は早いんだけど、もうスイセンが咲いているのを見てびっくりした。花や草木は、かなり勘違いの連続なのだろう。もう春のような天気だったりすることがあるから。

ところで、今日の大学のイベントで、うちの学生たちと話していて、うちのクラスの最近婚約した男子学生の婚約者が、指輪を見せてくれた。もちろん、おめでとう、というしかなかったけど、よく親たちが許可したよなと改めて思う。というのも、二人とも、まだ若くて学生で、うちの男子学生も大学を卒業するまでまだあと数年はかかるのである。結婚して、お金もなく、両親が生活費を出してくれるっていうのは、ここアメリカで考えると、更に不思議なことだと思う。敬虔なるクリスチャンで、おそらく、結婚しても避妊もしなければ、すぐに子供ができ。。。なんか、考えると気が遠くなりそうだけど、そういう世界もあるのだ。
そもそも、この男子学生、ずっとホームスクールで育って、誰とも付き合ったことはなく、これが初恋。健全なるデートのみで、結婚しなければ、それ以上、関係が進むこともないのだそうだ。近年の普通で考えると、これは絶対無理だと思うけど、強い信仰に支えられて、田舎にずっと住んで、他の世界を知らなければ、これも有りなのかもしれないとは思うのだけど。この男子学生の家族は自営業で会社を経営してるので、経済的なサポートはあるようだし。でもでも、日本ではやっぱり、ほとんどありえないような気がする。