学期も終わりに近づき。。。

ジャパンウィークの準備も大詰め、学期も大詰め、プレゼンテーションの準備も大詰め。。学生たちのプレゼンのドラフトの締め切りも過ぎ、メール作業など、すべてが大忙しの中、またまたある学生の問題で、長いメールを受け取った。
ちょっとほっておけない状況で、本来の仕事以外のこういう問題のメールやり取りなどに時間費やし、結局今日は、予定の仕事がこなせなかった。本当にいろんな個性があるといつも思う。日頃は問題視している学生じゃない学生から、深刻なメールなど受け取ると、やはり驚いてしまう。
これ程までに、人間って、見かけからは何も分からないものだなと改めて思う。この学生はとても真面目で、真面目過ぎでかえって問題が大きくなってしまうようだ。そう考えると、自分の若い頃の思いを忘れてしまいそうだけど、やはり、年輪を重ねて、我ながら今は少々のことでは動じないものを知らぬ間に身に付けたのかもしれないなと今更ながらに思った。


さて、うちの学生の一人が今学期テニスクラブを立ち上げ、練習を始めたので、私も何回か参加してテニスの手ほどきを受けていたのだが、この間、彼がデザインしたTシャツをプレゼントしてくれたので、昨日はお礼の意味も兼ねて大学に着て行った。
ほとんどの学生たちは、先生、今日はどうしたの、Tシャツ姿初めてだよ、とか、わあ、そのTシャツ格好いいし、よく似合うけど、いつもとずい分違うね、とか、とにかくすごい反響。
これ程までに、私のTシャツ姿は珍しいらしい。もちろん、テニスやる時はTシャツだったんだけど。。デザインして私にプレゼントしてくれた学生は勿論のこと、ほとんどの学生が大喜びで、クラス全体で拍手喝采の歓声が飛ぶ中、或る一人の学生だけ、ちょっとびっくりしたコメントをしたので、驚いた。
キャンパスで教授がTシャツを着て誰かに何か言われないんですか、だって。ちょっとびっくりしたけど、落ち着いた平静な声で、実はね、ほら、ジャケットも着てきたのよ、と見せたら、ああ、そうか、と言ったのだ。
確かに、うちの大学の教授の中で、Tシャツを着てくる人はほとんど無いと思う。体育の先生以外は。でも、この傾向はやはり、ヴァージニアの保守的な一面でもあるのだと思う。大学院となると違うかもしれないけど、大学では結構、みんなきちんとした格好をしているから。
ただ、普段私に対して全く批判的なことを言わないこの学生からのこのコメントはちょっと驚いたんだけど、実は、どうやらその裏に彼には彼の個人的な理由があったようだ。