ダンスの取り組み方

どうやら、今年の夏、うちのダンススタジオは、ダンス競技会の参加を見合わせることになりそうだ。いろいろな理由があるようだが、ちょっと残念だと思うけど、少し気が楽になった気がしたのも正直なところ。ただ、自分自身で、なんのためにダンスをこんなに一生懸命やっているのかを考える機会なのかもしれないと思う。
確かにダンスが楽しくて仕方ないけど、私自身に決まったダンスパートナーがいるわけでもないし、パーティーで踊るのが目的というわけでもない。子供でも若くもないのだから、将来性がどうのというものもない。でも、子供の頃からミュージカルがやりたかったという憧れの気持ちが心のどこかで、まだ確かに存在していて、その気持ちを揺さぶりだしたのかもしれない。
ダンスに音楽とリズムは欠かせない。音楽の中に入り込むと自然に身体が動くという基本的なところで、自然に表現できる自由さがダンスにはあると思うのだ。型はいろいろ決まっているけれど、それをマスターしたら、あとは、音楽に合わせて音楽の中に入って音楽と一体になって身体で表現する、というこの感覚が本当にたまらない魅力だと思う。
実を言うと競技会が目的ではないのだけど、自分として、ダンスする中で、何か真剣に取り組むゴールが欲しいと、この頃、痛感していた。おそらく習っているほとんどの人たちとはちょっと違うのかもしれない。半分以上の人たちは、スタジオで友達を作って楽しそうにしているけど、確かに私も友達は出来たけど、人と話している時間がちょっと面倒でもったいないと感じる程、私は踊り続けていたいと感じてしまうのだ。