毎週日曜日は、

教会の仕事で、ピアノとオルガンを弾いているが、この間、クワイヤディレクターに誘われて、ハンドチャイムクワイヤに加わって演奏することになった。聴いてきれいなことはよく分かっていたけれど、自ら演奏すると、他の音がすぐ近くで響いているので、その中のovertone(倍音)は信じられないほどに素晴らしくて、ばい音の渦の中演奏する感覚がたまらなかった。こんな経験は初めて。

ところで、今日の午後は、特別のビオラとチェロのコンサートがあった。実は、この演奏家たちをよく知っていて、特に、チェロの青年は、彼が高校の時、私が彼の伴奏をしていたからなのだ。あの忘れもしない、ブラームスソナタ。難しいので、私も本当によく練習した。毎日数時間練習して一ヶ月で仕上げたが、二回の演奏会はうまく行き、本当にいい思い出だった。
その彼は、音楽大学の後、ジュリアードの大学院を今年卒業。カーネギーホールケネディーセンターなど、メインステージで活躍している。この秋からはカブールの音大で教えるのだそうだ。
今日の演奏も、本当に素晴らしい演奏で、感動した。彼のよさが残りながらも、その大変過酷な競争をたんたんとした自然体で勝ち抜いてきている彼はやっぱりすごいと思った。彼の人柄は全然変わることなく、素晴らしく成長。この二人の演奏を聴きながら、その子たちが高校時代に賞を取った桧舞台を思い出しながら、感慨にふけった。