今年もまた、

友人と賢島の温泉と伊勢神宮に行ってきた。この温泉、三年目だけど、やっぱりここは本当にリラックスできる。海を見ながらの露天風呂は最高。食事も本当に素晴らしく、別世界の雰囲気の中で、ゆったりとした時間を過ごした。
伊勢神宮も私のお気に入りなのだけど、この境内の中にいると心が休まり、歩いても全然疲れない。それに、不思議に、すべてスムーズにことが運んだりして、友人と、いつもこれって面白いよねって言いながら楽しく帰ってきた。

また、今日は、八月一日で、毎月一日は、赤福の本店で、朔日餅というお餅が作られるので、お客さんが並ぶとか。タクシーの運転手に聞いたので、さっそく行ってみた。うまく買うことができた。今日のは、八朔粟餅ということで、粟を混ぜたお餅が黒砂糖の風味の餡にくるまれてあった。その辺の人たちは昔、毎月朔日に神宮に参拝したとかで、朔日だけのお餅を作るようになったんだとか。
子供の頃から馴染んでいた伊勢神宮赤福の店なのに、このことを初めて知ったので、赤福餅が大好物だった母は、前から知っていたんだろうかと、ふと、そのことを母に話しかけたい気分になってしまった。子供の頃からの思い出って懐かしいけど、ちょっとほろ苦く感じることもある。こんな些細なことで、予期しない感傷がわくなんて。私としたことが。。
でも、こうやって、時には昔を懐かしく、時にはほろ苦く想う気持ちを素直に受け入れることが大切なのかもしれない。きっと母に通じていると思うから。だからこそ、自分で静かな気持ちになる場所や時間を大切にしたいと思うのだ。そんな気持ちになれるところに、今年もまた行けて、本当に良かった。