もうすっかり秋

昨日、教会のクワイアの人が、たった一晩で、庭の木が紅葉したって言った。確かに朝晩、冷えるようになった。あっという間に秋である。本当にあっという間に。いろいろ想いにも更ける秋である。
なぜか、今年は、気分的に慌ただしい。欲張っていろいろなことをやりすぎているからかもしれない。でも、この間、友人としゃべっていて、彼女の亡くなった旦那さんがよく言ってたことを思い出してた。
今、やりたいことは、どんなに大変でもそう思った時にやる方がいい。後悔しないために。
私もずっとそう思ってきた。もっともっと若い時から。だから、どんなに大変でも、自分でなんでも今がチャンスかもしれないと思うと、あまり迷わず、まず行動するようにしてきた。
その結果、こんなに多忙なスケジュールになってしまっているのだけど、今の、この「時」という瞬間ももう二度とない時なのだし、人との出会いも、ものとの出会いも、同じことは二度とないのだから、やっぱり、この「時」を大切にありがたく生きるしかないのだ。
そして信じることを行えば、絶対に自分に合うものや自分に合う人に出会えるのだと思う。と、そんなことを考える秋である。
秋には、いろいろなカンファランスなど目白押しで、私は、日頃本当に忙しくて、カンファランスなくてもスケジュールがいっぱいなのに、体ひとつでいくつもこなせるわけがない。カンファランスの参加を見合わせようと思っていた矢先、当日向こうで手伝う仕事を頼まれることになり、費用もすべて出してくれることになり、結局参加することになってしまった。
こういう機会もひとつの縁なのだけど、このために、いろいろな私自身のスケジュールをすべてキャンセルしなくちゃいけなくなって、これが正直結構悔しい気分なのだ。こういう時、それでも、自分のためのスケジュールを優先させるべきか、それとも、仕事がらみのある意味、「チャンス」を優先させるべきなのか。実際のところ、私は、仕事においてのなんらかの野心よりも、自分自身のやりたいことを優先してしまいたい性格なのだと思う。