秋深まり、もの想う。

友人たちと話していて、忙しい、忙しい、なんて言うのは、本当は嫌なんだけど、実のところ、なぜか更に忙しくなってしまい、毎日締め切りに追われるような日々を送っている。いつもなんらかの締め切りがあって、日々、優先順位を決めて動いている。
大学の旅行プロジェクトに関わったり、特別プレゼンテーションを企画したり、また今学期も来週に日本庭園訪問も控えているし。。このように大学関係だけでも大変なのに、推薦状を3人も頼まれていて、それなのに、うちのデスクトップのパソコンの調子が悪くて、いちいち大学に行かないと仕事が出来ないかもしれないし。
これからクリスマスにかけての演奏会用の伴奏の曲もすでに20曲以上。練習の時間もとらなくちゃいけない。
気分転換のはずのダンスも、いよいよ競技会に出るかどうかの決断を迫られているし。。
これは、本当に困っている。自分を見つめてみて、競技会という競争の場に本当に行きたいのかどうか、分からない。実際、私自身は、競争はどうでもよくて、ただ、真剣に踊って、真剣に学びたいという気持ちが一番強いことがだんだん分かってきた。つまり、きれいに踊りたいし、音楽とともに溶けるように、気持ちよく踊りたいのだ。ピアノ演奏に例えると、意識的に上手く弾こう、ではなくて、自分自身が音楽の中に入り込む演奏、そんな演奏が一番素晴らしいと思うのだが、そんな風にダンスも音楽と一体となって、身体がピアノを弾く手のように、身体全体がその中に入り込んで踊れる、というのが私の一番の理想なのだということが分かってきた。
ときどき、踊っていてそんな瞬間があり、本当に身体全体が音楽の別空間で踊っていると感じるとき、本当にしあわせだと思うのだ。ただ、そのためには、もっと練習しなくちゃいけない。頭であれこれと考えたりするようではだめなのだ。身体が自然に動かなくちゃいけないと思うから。
先生に期待されているときに、頑張らなきゃ、こういうチャンスはないと思うと、やっぱり、競技会に出るしかないのかな。そういう経験も悪くないとは思うけど、以前から音楽の世界でもコンクールに出るということに意味を感じなかったから、ダンスの世界でも競技会はそういうことと同じなんだと思うのだ。