感謝祭休暇中

休暇も結構忙しく過ぎて行き、曲の練習の時間を取るのも結構大変だ。
今回の教会でのクリスマスカンタータの曲は、編曲者はとてもいいのだけど、不協和音が普通に入ってくる現代曲的な色彩のする響きが多いので、伴奏も結構大変。あまりに変な和音の羅列のピアノソロの間奏部分がある。
クワイヤディレクターに、これ、聞いてください、こんな響きなんですよって弾いて見せたら、完璧現代曲の不協和音ですね、でも、大丈夫ですよ、間違えても人に気づかれませんから、と気楽なことを言うのだ。だけど私は、いいえ、正しい音を弾いても間違えたと思われてしまうんですよ、きっと!って言ったら大受けで笑っていたが、まさにそんな感じの曲。どうなることか。
ところで、今日のダンステクニックのレッスンは、いつもの大師匠がいなかったので、ドリルの練習シートをもらって個々で練習した。15種類のテクニック要素をそれぞれ、100回だの50回だの書いてあって、大変そうなのだけど、つくづく日米の差を感じる光景だった。
というのは、ほとんどの生徒たちは、そのシートに従ってひたすら頑張るという風ではまったくなくて、シートを見ながら、それぞれの型などを一つずつチェックしている人たちが圧倒的に多かったということ。日本なら、おそらく、ひたすら、そのシートの種目にしたがって数をこなすのだと思う。私は日本ではそういうのが嫌いな異端児であったのに、こちらにいると、シートの種目の数を頑張ってこなそうとしている自分がいた。結果、こういうテクニックの技術は絶対、頭で分かるのではなく、身についていなければいけない、それほどまでに反復練習が大切だということを実感できたのだ。スピンとかスパローを100回ずつやれば、力の入れ方、バランス点の取り方などが徐々に身についていくという感じがした。