色白は七難隠す、とは。。。

日本では、「色白は七難隠す」と昔から言われているけれど、こちらでは、まったくその考えがないのは本当に面白いとつくづく思う。ダンスの競技会の準備の段階で、においが嫌でもお金がかかっても、日焼けサロンに行くなら、今から行かなきゃいけないよ、やるなら身体全体じゃなきゃだめだよ、とミーティングで言っているので、なんでそれが大事なの、私は興味ないって言ったら、貴女はきれいな肌の色だから必要ないかもしれないって言うから、可笑しくなって思わず笑ってしまった。ダンスの競技会で戦うなら、いい肌の色じゃないといけない。肌が白いのはよくない、日焼けしている肌のほうがきれいに見えるからって。
日本ではみんなが肌におしろいを白く塗っているのに、本当に所変われば何とやら。舞台では特に真っ白に塗るじゃない。
結論は何でも極端はいけないということなのだと思うのだけど。こちらでは、私の肌の色は美しくて理想的で、ダンスで映えて、見た目にいいのだそうだ。競技会当日に観察してたら、確かに上手な人たちは、明らかに日焼けサロンに行ったんだなと見える人たちばかり。なるほど。確かにドレスも映えて、はっきり見えて確かにきれいではある。でも、こんなところで、私の肌が褒められるとは、予想せず、面白かった。それと、こちらで売っているストッキングは透けて見えるものでも暗めの濃い目の肌色しかないのも頷けた。

さて、今週は久しぶりにナーシングホームでの演奏があるので、リハーサルをした。今回は、アメリカ独立当時の頃の音楽を中心にプログラムを作って練習しているが、結構楽しかった。面白い演奏が出来そうだけど、観客の反応はどうかなとちょっと楽しみだ。