ナーシングホームの演奏会

久しぶりのナーシングホームでの演奏は、珍しいプログラムだったので、ちょっと気になっていたけれど、反響はとてもよく、また演奏自体も予想以上に行ったので、嬉しかった。
実は、リハーサルは一度しかしなかったし、新しい曲も多かったし、ジプシータイプのテンポチェンジが多い曲など、難しい曲も幾つかあったので、バイオリンのRもちょっと不安に思ったみたいで、始める前に、小声で、あの曲はテンポ遅めにしよう、なんて言ってきたけれど、うまく行ったから彼もすごく喜んでいた。
Rと私は以心伝心というか、演奏のときに、合わせ方がなんとなく話さなくても分かるようになって来ている感覚を改めて感じた。どうやら、彼も同じように感じたみたいで、特にテンポチェンジの多い、ジプシーの曲で同じように感じられたのには、お互い、すごいよね、と嬉しくなった。思えば、もう8年ぐらい一緒に演奏してるし、音楽の解釈でもめたこともないし、やっぱり、気が合うのだろうと思う。たまたま彼の誕生日は私の父親と同じ日だったんだけど、そういうことも縁として関係あるんだよと彼の奥さんは言っていたけど。