日本でもアメリカでも、

道徳教育は必要ないという意見がある中で、今日は大学関係の学生と教育について話し合っていたら、面白い意見を聞くことができた。
宗教的な背景とかではなく、単なる盗むべからずという教えではない、人間として必要な生き方、他との関わり方を教えることはやはり必要ではないかということ。アメリカでは昔は学校でそういう教育をしていたが、1980年代に自分の欲が一番大切だという意見が強くなり教えなくなったとのこと。
日本でも道徳という授業が昔あって、私はその頃嫌いだったけれど、確かに子供達自身でケースを考えたり話し合ったりして、自分なりに考える機会を持つことは大切だと思う。日本でも自分の意見や自分の気持ちを大事にということから、他人の心の痛みや他人の問題を考えて思いやるということを考える機会の教育の場が少なくなっているような気がする。

アメリカでは、「マシュマロスタデイ」という研究があり、これは追跡調査によるとかなり正しいとのこと。
小さい子供たちに、今すぐマシュマロをもらうなら、1つだけもらえる、先生が出かけている間、待っていることができるなら2つもらえる、どちらかしたい方を選びなさいというもの。
待つ方を選んだ子供達は20年後、いろんな分野で成功者となっているという結果のデータが多く出ているということ。待つことができない、我慢ができないということを考えてみると、確かに自分を制することができないということにつながる。自分を制することができなければ、何事も最後まで完成できない、集中できない、につながる。確かに理論的に考えても見えることだと思った。