額田王

大学で国際文学のクラスをとっている学生から連絡をもらった。彼女は日本の歴史的人物の額田王万葉集を自分のプロジェクトに選んだのだそうで、図書館で調べたが、あまり資料がなかったので、図書館の人に私に連絡したらと言われたのだそうだ。
いきなり、額田王って言われても、戸惑ってしまうけど、実は、その名前を聞いてびっくりしてしまった。と言うのは、最近、日本の友人から借りた本で、歴史の人物の占いの本があって、自分の歴史的人物を調べたところ、額田王だったのだ。ふうむ、額田王ってどうなんだろうと思っていたところへ、額田王について聞きたいだなんてという、このタイミングで、学生に聞かれるとは予想もしなかったのだ。
とにかく、明日その学生に会うので、いまどきのリサーチ法のオンラインでいろいろ調べてみた。歴史上の人物と言っても、よく知られてない情報も多いので、不明なことも多いのに、いったいどうやって、この歴史占いでは、人物を限定するんだろう。細かいことは目をつぶって完璧にイメージなのかな。遊びとしては読んでいて結構面白かった。私が額田王だと知っててその学生が連絡取ってきたわけでないのに、本当にこの偶然が可笑しかった。そして、その占い解説を読むと、なんだかあたっているところもあるようで、一層可笑しかった。